屋久島へ行ってきました。
8月25日@屋久島ジャングルキッチン Live with KanKatsura
8月26日〜28日@屋久島永田 水照玉 Studio Kokyu
での3日間のふじえだむしまるさんの五感解放ワークショップwith 声と呼吸のワークショップ。
8月28日 詩人 山尾三省 さんの「三省忌」@白水 で歌う。
8月29日 @アペルイ で弾き語りLive.
してきました。
屋久島は、初めて行きましたが、素晴らしい島でした。
本当は、こんなに世界は美しく、人もこんなに強くやさしく楽しく生きていける。
本来の姿を、教えてくれたような気がします。
それは、自分自身についても。
初めて行く場所ばかりでしたのに、なんだか繋がりのある人たちに、次々に導かれ、あっという間に丸裸で、子供になって遊んでいました。
出会ってくれて、ありがとう。
ひらけゴマの扉は、まずジャングルキッチンだっちゃんから。
港に、だっちゃんが迎えに来てくれた時もう目の奥に星が見えた気がした。わくわくの星。
「暑いなあ、シャワー浴びようか。」の代わりに、川へ、海へ。
山もある屋久島は、こんこんと島を流れる川が140本。さっと川に飛び込めば、暑さもさっと引いてしまう。
ああ、地球大好き。なんて、気持ちいいんだろう。
3日間の呼吸を主体とした、声と動きのワークの融合は、素晴らしい効果を発揮しました。
「心身一体」とは、このこと。ふじえだむしまるさんの呼吸と動きのワークから始まる1日。
集中して、呼吸するだけで、身体中にエナジーが充満していくのがわかる。
そして、表現は前よりも、もっとしなやかに、細やかに、かつダイナミックに。
何枚もの、フィルターが外れて、なくなってゆく。
本来の自分らしく声を出すにはどうすればいいか?
自分らしく動くにはどうすればいいか?
それを現実化するための基礎をシェアできたことうれしく思います。
力強く導いてくれた、舞踏家ふじえだむしまるさんに感謝です。
分厚い苔の蒸す、森の中でのワークはとにかく気持ち良かった。
触感も楽しんで、いろんな記憶を辿る。
そして、まず、その、場を、「慈しむ」ことからイメージが湧いてくる。
というのも、新しい発見でした。何もかものinspirationの始まりは、「慈しみ」なのかも。
毎日の美味しい食事も、元気の素。
cafe水照玉をキビキビと切り盛りする、料理研究家である、むしまるさんの奥さんヒロコさんのご飯は、素材の美味しさをふんだんに引き出す、アイデア満載の料理ばかり。
本当に毎日癒された。
そして、28日におじゃました白水という山の中にある唯一の集落であった、「三省忌」。
むしまるさんのご縁で繋がった、詩人:山尾三省さんのことも、自分は何も知らなかったけれど、
一緒に岐阜から行った気づき仲間 Yogini : Yukieちゃん(凪の木)がこの旅に持ってきてくれた詩集が、三省さんのもので、三省さんの本を読めば読むほど 知っているレジェンド達の名前が次々に。
ここが、繋げてくれたんだと思いました。
目の前に広がる、屋久島の美しい日常が、ぴったりの言葉で新鮮に描いてある。
その、言葉は、愛に満ちている。
そんな、三省さんの命日に集まる、「三省忌」は、どこかの大きな親戚一同の宴会に、紛れ込んじゃった感じ。親戚一同、友人一同、みんなカッぴらいている人ばかり。
本当を知りたい。生きることの真理をしりたい。
自分は、今どこにいて、誰といて、何をしてるのか。どうにもならないこともたくさんたくさん飲み込んで、許して、ごまかさない。
その上で、
ありのままでいいよ。
それですでに、素晴らしいよ。
毎日そんな声が、どこからともなく、いろんなものを通して聞こえてくる。
そんな島が屋久島でした。
こんな場所が、あって、本当にホッとしました。
知れてよかった。ここに来れば、大丈夫。
そう思える島でした。
8/29屋久島最後の夜、急遽決まった、毎日焚き火できる天国みたいな場所と聞かされて紹介された「アペルイ」でのライブ。
突然にもかかわらず、出会った人たちがたくさん来てくれました。
虫の声、風の声に耳をすませながら、自分も歌うという究極の体験をしました。
どこに耳を傾けても、どこに目を向けても、素晴らしかった。
目の前で生き生きと燃える火。
見上げれば、天の川までばっちり見える、満点の星空。
「奇跡は何度だって起きる、一夜に星は幾つも流れるのよ。」昔、自分で自分を慰めるために歌った歌を思い出していました。ほんとうでした。
アペルイを出て、連日一緒に遊んでくれたみんなと、満点の星空と一緒に入れる海中温泉に入りに行きました。
そして、その途中で、傷ついたヤク鹿のメスに出会いました。
触るのも、はばかられるほどの野生。大きなメスのヤク鹿。
車のエンジンを止めて、ゆっくり、影を作らないようにして近づいて、触れてみます。
ちょっとの心の動揺や恐れまでも全部シカに伝わってしまう。
気持ちを落ち着かせて、シカの精神と繋がってみようとしました。
手に取るように、私の心の呼びかけ口笛に反応し、素直に行先を感じ取って、動こうとする。
そうそう、あっちよ、森はあっち、動ける?後ろ足はどうなってるの?
こちらに恐れがなければ、あちらにも無くなる。
不思議な体験でした。
でも、もう、その体は、半分動かなくなっており、もう自力では立てない状況でした。
そのまま、手をかざしていたら、その命までもが、私の方に寄ってきた感覚で、このまましばらく、説き伏せていたら、この命を安らかな死へと持っていけそうな感覚でした。
この鹿の命をどうしようか、みんなで会議。
こんな、ご縁のある鹿など、めったに無い。
「食べよう。」
そのまま車の中で息を引き取った鹿を、朝までかかって、皆で協力してさばきました。
そのあと、朝風呂に入りに行って、身を清め。
感謝して皆でいただきました。極上の朝でした。
屋久島からの、GIFTをこれでもか!っというほど受け取って、戻った次第です。
余韻さめやらぬ、人生の豊かさを感じております。
また、行きます。
ありがとう、屋久島。
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